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マーケット情報

2020-06-15

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15日、新型コロナウイルスの感染第2波への警戒で午後に下げ幅を拡大して終了

15日、買い材料が乏しいなか、前週末の下落の流れが続き、休み明けの東京市場は売り先行で始まった。日経平均、TOPIXともに小幅安で始まったあと、TOPIXは一瞬プラスに浮上するなど、売り圧力は限定的だったが、中国北京の感染第2波への警戒がくすぶるなか上値の重たさを嫌気した売り物に押され、午後に入って午前の安値を下回ると、東京市場と同様に軟調な値動きで推移していた香港ハンセンや上海総合指数など他のアジア市場も連動して下落するかたちとなり、アジア市場が揃って下げ幅を広げるなか、日経平均は22,000円を下回り774円安と、4月1日以来の下げ幅で取引を終えた。そうしたなか業種別では、33業種すべてが値下がり。下落率が小さかったのは、石油・石炭、倉庫・運輸、紙・パルプ、食料品、医薬品などだった反面、下落率が大きかったのは、不動産、空運、その他金融、サービス、海運、機械、建設などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、テラ(ジャスダック)が-22.61%と下落が目立ったほか、アドバンテスト、日経平均ブル2倍、アンジェス(マザーズ)、オリックスなどが安かった反面、ナノキャリア(マザーズ)+17.4%、ETFVIX+14.3%と上昇が目立ったほか、古河電池、日経ダブルインバースなどが高かった。日経平均株価の終値は21,530円95銭、-774円53銭、TOPIXの終値は1,530.78ポイント、-39.90ポイント。売買高は概算で13億63百万株、売買代金2兆3,535億円。 
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