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2020-06-12

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12日、続落。米主要株価指数の大幅安が売り材料となるも下げ渋って終了

12日、新型コロナウイルスの感染第2波への警戒が高まり、NYダウが1,861ドル安で終えていたことや、ナスダック総合やS&P500が6%近い下落率となっていたことが嫌気され、東京市場も大幅続落で取引が始まった。日経平均は22,082円で始まったあと下げ幅を広げ、21,786円をつけるなど一時685円安となる場面があった。ただ、メジャーSQ算出日だったこともあり、売りが一巡すると下げ渋る展開となり、じわじわと下げ幅を縮めた。また午後に入ってからは、上海総合指数など他のアジア市場も下げ幅を縮めたことに加え、ドル円も106円台半ばから107円台前半まで上昇したことから売り込む動きは見られず、日経平均は22,300円を挟んだもみ合となったあと、マイナス圏ではあるものの今日の高値圏で取引を終えた。そうしたなか業種別では、その他製品のみが上昇、鉱業、倉庫・運輸、金属製品、非鉄金属、ガラス・土石、石油・石炭、繊維など32業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、中外製薬、日経ダブルインバース、任天堂、ファーストリテイリングなどが高かった反面、テラ(ジャスダック)が-23.16%と下落が目立ち、ナノキャリア(マザーズ)、リクルートHD、キーエンスなどが安かった。日経平均株価の終値は22,305円48銭、-167円43銭、TOPIXの終値は1,570.68ポイント、-18.24ポイント。売買高は概算で19億04百万株、売買代金3兆3,246億円。 
(インベストラスト会員向けコメントあり)