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マーケット情報

2020-03-03

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3日、大幅反落。大幅高で始まるも売り物に押され安値引けで終了

3日、米欧中央銀行の協調緩和期待でNYダウが過去最大の上げ幅を記録したことなどが朝方の買い材料となった。日経平均は21,600円台に乗せて始まり21,719円をつけるなど取引開始早々に一時375円高となる場面があったが、直ぐに上値が重たくなると、108円台半ばで推移していたドル円も上昇が一服して円高に振れたことが重なり、日経平均は上げ幅を縮める展開となった。午後に入ってからはしばらく小幅高を維持していたが、期待されていたG7財務相・中銀総裁電話会議で「具体策は盛り込まない方向で調整している」と伝わったことから失望売りを誘い、225先物にまとまった売りが出て下げ幅を広げると、両指数ともに今日の安値で取引を終えた。また売買代金は連日で3兆円を上回っている。そうしたなか業種別では33業種全てが値下がり。下落率が大きかったのは、証券、商品、倉庫・運輸、水産・農林、その他金融、機械、金属製品、鉄鋼などだった反面、下落率が小さかったのは、電気・ガス、空運、精密機器、情報・通信、鉱業、医薬品などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日経ダブルインバース、日経平均ベア2倍、オリエンタルランド、ソフトバンクGなどが高かった反面、アドバンテスト、NTT、キヤノン、日経平均ブル2倍などが安かった。日経平均株価の終値は21,082円73銭、-261円35銭、TOPIXの終値は1,505.12ポイント、+20.75ポイント。売買高は概算で17億64百万株、売買代金3兆0719億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)