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2020-03-02

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2日、6営業日ぶりの反発。日銀総裁の談話発表やドルの反発が下支え

2日、前週末にFRB議長が緊急声明を発表したことから利下げ観測が高まり、NYダウは下げ幅を縮めていたものの、ドルが下落して107円台をつけたことが重石となり、東京市場は売り先行で始まった。日経平均は売り先行で始まり、20,834円をつけるなど一時308円安となる場面があった。取引開始後は20,800円台でもみ合っていたが、10時前に日銀総裁の談話が伝わると、買い戻しが優勢となって下げ幅を縮めた。また、日銀によるETF買いもあって日経平均は午後の取引開始早々に21,593円をつけ450円高となったが、13時過ぎに北朝鮮が飛翔体を発射したと伝わったことから、地政学リスクの高まりを嫌気した利益確定売りに押され、伸び悩んで終えた。ただ売買代金は3兆円を上回り高水準を維持している。そうしたなか業種別では、サービス、水産・農林、小売、証券、商品、電気機器など26業種が値上り。一方値下がりは保険、電気・ガス、鉄鋼など7業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、オリエンタルランド、東京エレクトロン、アドバンテスト、ソニーなどが高かった反面、三井物産、日経ダブルインバース、三菱UFJFG、みずほFGなどが安かった。日経平均株価の終値は21,344円08銭、+201円12銭、TOPIXの終値は1,525.87ポイント、+15.00ポイント。売買高は概算で20億35百万株、売買代金3兆5,219億円。
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