マーケットコメント


マーケット情報

2020-02-27

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27日、4日続落。22,000円を割り込み4ヵ月ぶりの安値となるも連日の大商い

27日、NY市場で主要株価指数がまちまちで終えていたものの、国内の相次ぐイベント中止など、景気悪化への懸念が高まり、東京市場は売り先行で始まった。日経平均は22,200円台で始まったが、米国内での感染拡大の報道が伝わると、110円台半ばで推移していたドル円がリスク回避の動きから円高に進んだことに加え、先物売りが膨らみ、じわじわと下げ幅を広げる展開となった。午後に入ってからも円買いや先物売りが止まらず110円割れ寸前まで円高が進んだこともあって、日経平均も安値模索の展開となり、21,844円をつけるなど一時581円安となる場面があった。ただ、節目となっている22,000円を割り込んだことや、下落スピードの速さに対する反発をねらった買いなどが出始めると、取引終了にかけて下げ渋って終える結果となった。そうしたなか業種別では33業種全てが値下がり。下落率が大きかったのは、空運、証券、商品、不動産、小売、非鉄金属、海運など。一方下落率が小さかったのは、鉄鋼、精密機器、食料品、その他製品などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日経レバレッジETFがトップで-4.25%となったほか、SUMCOの下落が目立ち、オリエンタルランド、ソニー、日立、信越化学などが安かった。一方値上がりは、キョーリン製薬HDが+10.69%と上昇が目立ち、日経ダブルインバース、オリンパスの3銘柄のみとなっている。日経平均株価の終値は21,948円23銭、-477円96銭、TOPIXの終値は1,568.06ポイント、-38.11ポイント。売買高は概算で18億65百万株、売買代金3兆1,651億円。
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