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マーケット情報

2020-02-25

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25日、大幅続落。NYダウの1,000ドル安を受け、東京市場にも警戒感が広がる

25日、新型肺炎の感染拡大への懸念でイタリア株が大幅安となったことや、米国内でも不安が広がり、NYダウが過去3番目の下落幅となる1,031ドル安で終えるなど、米主要株価指数が軒並み3%超の大幅安で終えたことが東京市場の売り材料となった。日経平均は22,949円で始まり、取引開始時が今日のほぼ高値になると、そのまま下げ幅を拡大する展開となった。また、取引開始から10分ほどで22,335円をつけるなど一時1,051円安となる場面があった。ただ、売り気配となっていた主力株の売買が成立して値がつくと下げ幅をじわじわと縮めたが、午後に入ってから、為替や他のアジア市場で大きな変化が見られなかったこともあって値動きが乏しくなり、売買代金は3兆3千億円まで膨らんだものの日経平均は戻しきれず、結局781円安で終えた。そうしたなか業種別では、33業種全てが値下がりした。また下落率が比較的小さかったのが、石油・石炭、精密機器、情報・通信、電気・ガス、化学、銀行など。一方下落率が大きかったのは、海運、金属製品、証券、商品、鉄鋼、鉱業、倉庫・運輸などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日経レバレッジETFがトップで-6.21%となったほか、アドバンテスト、リクルートHD、SUMCO、ファーストリテイリングなどが4%超の下落率となった反面、上昇は日経ダブルインバース、富士フイルムHDの2銘柄のみだった。日経平均株価の終値は22,605円41銭、-781円33銭、TOPIXの終値は1,618.26ポイント、-55.74ポイント。売買高は概算で17億78百万株、売買代金3兆3,101億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)