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マーケット情報

2020-01-23

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23日、新型肺炎に関する新たなニュースを受け、警戒が広がり大幅反落

23日、新型肺炎の拡大による経済活動への悪影響が懸念されるなか、中国・武漢市が公共交通機関の運行を停止したことなどが感染拡大への警戒につながり、東京市場は大幅な反落で取引が始まった。日経平均は23,900円を割り込んで始まり、下げ幅を広げる場面では23,779円をつけるなど一時252円安となったが、これから本格化する国内決算への期待もあって、午前中は買い戻す動きが見られた。また、23,900円台を回復する場面があったが、昼休み中に他のアジア市場で香港ハンセン指数や上海総合指数が1%を超す下落率となっていたことが嫌気され、午後には再び下げ幅を広げる展開となり、日経平均は今日の安値圏で終える結果となった。そうしたなか業種別では、その他金融、その他製品の2業種のみが値上り。一方値下がりは、海運、鉄鋼、鉱業、空運、非鉄金属、石油・石炭、水産・農林、金属製品、倉庫・運輸など31業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、アドバンテスト、日経ダブルインバース、任天堂、トヨタ、NTTドコモの5銘柄のみが値上り。一方値下がりは、楽天、SUMCO、ソフトバンクG、塩野義製薬などが安かった。日経平均株価の終値は23,795円44銭、-235円91銭、TOPIXの終値は1,730.50ポイント、-13.63ポイント。売買高は概算で10億49百万株、売買代金1兆9,516億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)