マーケットコメント


マーケット情報

2020-01-21

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

21日、新型肺炎に対する警戒で他のアジア市場とともに崩れ24,000円を割込み大幅安

21日、NY市場が休場で材料不足となるなか、取引開始時はドル円が110円台前半で推移するなど、外部環境に目立った動きが無かったことから小幅安で取引が始まった。また、日経平均はマイナスで推移したが、TOPIXは一時プラスに浮上する場面があった。一方香港市場のプレオープニングセッションが始まる10時を過ぎると、新型肺炎による感染拡大が懸念されるなか、ハンセン指数の下落がきっかけとなって225先物主導の売りが膨らみ、日経平均は24,000円をあっさりと割り込んだ。その後も為替市場で109円台後半をつけるなど円高に振れたことや、香港市場に続いて取引が始まった上海市場でも下げ幅が拡大したことから取引終了間際に23,843円をつけるなど240円安となり、そのまま安値圏で終えた。そうしたなか業種別では、建設、紙・パルプ、輸送用機器など6業種が値上り。一方値下がりは、空運、鉄鋼、化学、海運、非鉄金属など27業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、前田道路が値幅制限いっぱいまで買われ+22.33%となったほか、オンコセラピー・サイエンス(マザーズ)も10.19%と上昇が目立ったほか、JTOWER(同)も高かった反面、東芝機械、サイバーステップ(東証2部)の下落が目立ち、資生堂、安川電機などインバウンドや中国関連などが安かった。日経平均株価の終値は23,864円56銭、-218円95銭、TOPIXの終値は1,734.97ポイント、+9.19ポイント。売買高は概算で9億12百万株、売買代金1兆6,704億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)