マーケットコメント


マーケット情報

2019-12-30

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30日、大幅安、薄商いのなか売りものを吸収できず上値の重たい値動きで終了

30日、年内最後の取引で手控えムードが広がるなか、東京市場は売り先行で始まった。日経平均は23,770円をつけ66円安で始まったあと、利益確定と見られる売りもので一気に下げ幅を広げる展開となり、取引開始十数分で23,658円をつけるなど一時179円安となる場面があった。また、為替市場で米長期金利の低下傾向が嫌気され、109円台半ばから前半までドルが下落したことも重石となり、戻しらしい戻しもないまま取引終了間際にもまとまった売りが出て、午前の安値も下回り安値引けとなった。ただ、年末終値の日経平均としては、29年ぶりの高値水準となっている。そうしたなか業種別では、鉱業のみが値上り。一方値下がりは、金属製品、電気・ガス、建設、食料品、ガラス・土石、倉庫・運輸など32業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、パイプドHDが+19.87%と上昇が目立ち、ランサーズ(マザーズ)、JTOWER(同)もたかった。一方値下がりは、レーザーテック、アドバンテスト、ファナック、日経レバレッジETFなどとなっている。日経平均株価の終値は23,656円62銭、-181円10銭、TOPIXの終値は1,721.36ポイント、+11.82ポイント。売買高は概算で7億96百万株、売買代金1兆4,338億円。 
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