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2019-10-30

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30日、日経平均は8日ぶりに反落。TOPIXは続伸。浮動株比率の見直しで売買は増加

30日、前日まで順調に上昇を続けていた東京市場だが、FOMCの結果発表を控え日経平均の連騰への警戒やTOPIXの浮動株比率の見直しに伴う銘柄入れ替えもあって、東京市場はまちまちのスタートとなった。日経平均は売り先行、TOPIXは買い先行で始まると、直ぐに売り圧力が強まり、日経平均は下落幅を拡大、TOPIXもマイナスに転じた。ただ、TOPIXはマイナスに沈んだあとプラスに浮上したものの、日経平均は売り物に押される展開となり、下げ幅を広げた。また、午後に入ってからもTOPIXはプラス圏を維持したが、日経平均は売り圧力に押され、午前の安値を下回り、そのまま今日の安値圏で終えた。一方、TOPIXは、浮動株比率の見直しに伴う売買で商いが大幅に膨らみ3兆円を上回ると同時にプラスを維持し、今日の高値圏で終えた。そうしたなか業種別では、食料品、精密機器、空運、その他製品、証券、商品など、21業種が値上り。一方値下がりは、石油・石炭、鉄鋼、非鉄金属、ガラス・土石、鉱業など12業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、富士通、三桜工業の上昇が目立ったほか、資生堂、エーザイ、任天堂なども高かった。一方値下がりは、日本電気、アドバンテスト、村田製作所、ファーストリテイリングなどとなっている。日経平均株価の終値は22,843円12銭、-131円01銭、TOPIXの終値は1665.90ポイント、+3.22ポイント。売買高は概算で17億92百万株、売買代金3兆3,795億円。
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