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2019-06-27

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27日、3日ぶりの大幅反発。米中貿易協議への期待が支えとなり商いも2兆円を回復

27日、週末に予定されている米中首脳会談を前に、米ムニューシン財務長官が米中貿易協議に対して楽観的な見方を示したことが買い安心感につながり、東京市場は小幅に反発して始まった。日経平均は21,100円台に乗せて始まったあとしばらくもみ合いが続いたが、為替市場でドル円が107円台後半から108円台に乗せるなどドル高円安に振れたことが支援材料となり、日経平均も連動するかたちで上げ幅を広げ21,300円に接近して午前の取引を終えた。一方午後に入ってから利益確定と見られる売り物に押され伸び悩んだが、上海総合指数など他のアジア株がプラスを維持していたことから持ち直し、結局今日の高値で終えた。そうしたなか業種別では、機械、海運、石油・石炭、ガラス・土石、証券、商品、鉱業など30業種が値上り。一方値下がりは、水産・農林、医薬品、食料品の3業種のみとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ZOZO、SUMCO、ダイキン工業、安川電機、スシローグローバルHDなどが高かった反面、日経ダブルインバース、武田薬品、ソフトバンクなどが安かった。日経平均株価の終値は21,338円17銭、+251円58銭、TOPIXの終値は1553.27ポイント、+18.93ポイント。売買高は概算で12億04百万株、売買代金2兆0034億円。
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