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マーケット情報

2019-06-03

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3日、ダウの下落や円高が嫌気され日経平均は一時295円安となるも下げ渋って終了

3日、米政権が不法移民流入へのメキシコの対策が不十分だとして、6月10日から同国からの全輸入品に5%の追加関税を課すと発表したことが売り材料となり、NYダウなど米主要株価指数が1%超の下落率となっていたことや、米長期金利が低下したことを受けドルが下落して108円台前半まで円高が進んだことなどが東京市場の売り圧力となった。日経平均株価は20,300円台で始まった直後に20,305円をつけるなど一時295円安となる場面があったが、その後は買い戻しも入って20,438円をつけ下げ幅を縮める場面があった。ただ、高値と安値の値幅は132円と狭いレンジでの値動きとなるか、取引終了にかけては買い戻しが優勢となり、わずかに下げ幅を縮めて終えた。そうしたなか業種別では、電気・ガス、陸運、不動産、ゴムなど6業種が値上り。一方値下がりは、石油・石炭、証券、商品、ガラス・土石、水産・農林、海運、鉱業など27業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ソフトバンクGがトップで-6.22%となったほか、キーエンス、ZOZO、村田製作所、ファナックなどが安かった反面、コロプラが+11.9%、バルテス(マザーズ)+10.00%と上昇が目立ち、スクウェア・エニックス、第一三共なども高かった。日経平均株価の終値は20,410円88銭、-190円31銭、TOPIXの終値は1498.96ポイント、-13.32ポイント。売買高は概算で12億28百万株、売買代金2兆1,136億円。
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