マーケットコメント


マーケット情報

2019-05-30

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

30日、続落。日経平均は下げ渋ったものの2ヵ月ぶりに21,000円を割り込んで終了

30日、米中貿易摩擦の長期化による世界経済へのマイナスの影響が引き続き意識され、NY市場でダウなど主要株価指数が続落で終えていたことが売り材料となった。日経平均株価は20,900円を割り込んで始まるとその後も下げ幅を広げる展開となり、午前の取引終了前には20,809円をつけるなど一時194円安となる場面があった。一方午後に入ると、為替市場でドルが反発したことや日銀によるETF買いへの期待もあって買い戻しが優勢となり、薄商いのなか下げ幅を縮め、マイナスではあるものの今日の高値で終えた。ただ、2ヵ月ぶりに21,000円台を割り込んで回復できなかった。そうしたなか業種別では、石油・石炭、鉱業、保険、海運、非鉄金属など17業種が値上り。一方値下がりは、紙・パルプ、医薬品、サービス、その他製品、食料品、精密機器など16業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、そーせいグループ(マザーズ)、アステラス製薬、楽天、リクルートHDなどが安く、東京エレクトロン、安川電機、ファナックなどが高かった。日経平均株価の終値は20,942円53銭、-60円84銭、TOPIXの終値は1531.98ポイント、-4.43ポイント。売買高は概算で11億13百万株、売買代金1兆9,218億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)