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2019-04-11

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11日、方向感の定まらない1日となり、指数はまちまちで終了

11日、昨晩開催されたECB理事会で金融政策が現状維持となったことに加え、市場で注目されていたイギリスのEU離脱への対応を協議する臨時の首脳会議では、イギリスの離脱延期を10月末までにすることで合意したと伝わり、外部環境の懸念が一旦後退したものの大型連休や企業の決算発表を控え既に様子見ムードが始まっている東京市場は、小幅安で始まり冴えない展開となった。日経平均株価は21,600円台半ばで始まったあと、前日の終値を挟んだ値動きとなったものの、上海総合指数が下落して推移していたことが嫌気されると下げ幅を広げ、21,627円をつけるなど60円程値下がりして午前の取引を終えた。一方午後に入ると、業績発表への期待から買い戻す動きがでて両指数ともにプラスに浮上するなど強含む場面があったが値を保つことができず、日経平均株価は小幅高、TOPIXは小幅安と、まちまちで終えた。そうしたなか業種別では空運、食料品、陸運、情報・通信、小売など14業種が高かった反面、不動産、銀行、鉄鋼、証券、商品、鉱業など19業種が値下がりした。また全市場の売買代金上位30銘柄では、オンコリスバイオファーマ(マザーズ)の上昇が目立ち+10.77%となったほか、ソフトバンク、日本電産、SMC、デンソーなどが高かった反面、良品計画が-9.82%と下落が目立ち、スルガ銀行、楽天、SUMCOなども安かった。日経平均株価の終値は21,711円38銭、+23円81銭、TOPIXの終値は1606.52ポイント、-1.14ポイント。売買高は概算で11億11百万株、売買代金2兆0545億円。
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