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2018-06-14

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14日、大幅安。午後に下げ幅を拡大し日経平均株価、TOPIXともに安値引け

14日、FOMC後に発表された年内の米政策金利予想で、追加利上げが事前予想のあと1回から2回となったことや、米中の貿易摩擦への懸念からNYダウが119ドル安となったことなどが嫌気され、東京市場は売り先行で始まりまった。日経平均株価は取引が始まってから下げ幅を広げる場面があったが、売り一巡後は買い戻しが優勢となり下げ幅を縮めた。ただ為替市場で利上げの予想回数が増えたにもかかわらずドルの上値が重く、110円40銭近くで推移していたドル円が午後に入って110円に近づくなど円高にふれたことから先物主導で下げ幅を広げる展開となり、午前の安値を割り込んだあと、結局今日の安値で取引を終える結果となった。そうしたなか業種別では、海運、水産・農林、石油・石炭、銀行の4業種のみが上昇。一方値下がりは、紙・パルプ、その他製品、ガラス・土石、鉱業、電気機器、建設、化学、繊維など29業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、任天堂がトップで-5.09%となったほか、ヤーマンが-18.75%と下落が目立ち、キーエンス、東海カーボン、三井物産なども安かった。日経平均株価の終値は22,738円61銭、-227円77銭、TOPIXの終値は1783.89ポイント、-16.48ポイント。売買高は概算で14億97百万株、売買代金2兆4,018億円。
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