マーケットコメント


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2018-05-09

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9日、反落。中東の地政学リスクへの警戒で売り優勢が続き商いも膨らむ

9日、トランプ大統領がイランとの核合意から離脱すると表明したことが重石となった。警戒感から東京市場は売り先行で始まると、マイナス圏で上げ下げを繰り返しながら徐々に下げ幅を広げる展開となり、午後には22,364円をつけるなど、時143円安となる場面があった。ただ、日銀によるETF買いへの期待もあって、取引終了にかけては下げ渋って終えた。そうしたなか業種別では、ガラス・土石、水産・農林、紙・パルプ、輸送用機器、鉱業など9業種が値上り。一方値下がりは、医薬品、電気・ガス、精密機器、海運、その他製品、倉庫・運輸、空運など24業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、取引時間中に業績を発表したトヨタ自動車がトップで+3.76%となったほか、昭和電工、アサヒグループHD、東海カーボンの上昇が目立ち、SUMCOも高かった。一方値下がりは、東京電力HD、マネックスグループの下落が目立ち、キリンHD、パナソニック、武田薬品などが安かった。日経平均株価の終値は22,408円88銭、-99円81銭、TOPIXの終値は1772.91ポイント、-6.91ポイント。売買高は概算で17億27百万株、売買代金2兆9,264億円。
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