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2018-03-12

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12日、海外市場の上昇を好感して一時500円高となるも伸び悩んで終了

12日、前週末の雇用統計の結果が大きく予想を上回ったことに加え、平均時給の上昇が鈍ったことが米長期金利上昇懸念の後退につながりNYダウの上昇やナスダック指数が最高値を更新したことが支援材料となった。日経平均株価は21,826円で始まったあと上げ幅を広げ、21,971円をつけるなど一時501円高となる場面があった。ただ国内の政治要因が重石となり、午後2時から行われた麻生財務大臣の会見が始まるまで上げ幅を縮めたが、会見で事前の報道以上の発表がなかったことから買い戻され持ち直して終えた。そうしたなか業種別では33業種全てが値上り。上昇率が高かったのは、機械、ゴム、鉱業、石油・石炭、海運、非鉄金属、輸送用機器などとなっている。一方上昇率が低かったのは、水産、農林、建設、食料品、陸運、その他製品などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄ではエーザイ、クボタ、ファナック、NF日経レバレッジETF、ホンダ、東京エレクトロンなどが高かった反面、ユニバーサルエンターテインメントが-12.57%と下落が目立ち、日経ダブルインバース、ソニーのみが安かった。日経平均株価の終値は21,824円03銭、+354円83銭、TOPIXの終値は1741.30ポイント、+25.82ポイント。売買高は概算で12億53百万株、売買代金2兆3,973億円。
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