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2017-12-28

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28日、大幅反落。北朝鮮に関する海外の報道でリスク回避の動きが強まる

28日、取引開始時は売買の手掛かりとなる材料が乏しかったことから、前日比ほぼ変わらずで始まった。その後は薄商いのなか先物主導で買いが優勢となって日経平均株価は22,954円をつけるなど43円高となる場面があった。ただ、午後に入ってからは買いが続かず徐々に上げ幅を縮めるなか、一部の海外の報道で北朝鮮がミサイル発射の兆候を示していると伝わるとリスク回避の動きが強まり、ドル円が113円を割り込んで112円70銭前後をつけるなど円高に振れた。また、先物にもまとまった売り物がでて日経平均株価はマイナスに転じると、これまで様子見をしていた投資家からの売りものが出て下げ幅を広げて終える結果となった。そうしたなか業種別では、非鉄金属、電気・ガス、鉄鋼、医薬品の4業種が値上り。一方値下がりは、銀行、証券、商品、水産・農林、石油・石炭、保険、その他製品など29業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ABホテル(ジャスダック)、ラクオリア創薬(同)、要興業(東証2部)の上昇が目立ったほか、SGホールディングス、住友金属鉱山、神戸製鋼所が高かった反面、ヴィスコ・テクノロジーズ(ジャスダック)、オプティマスグループ(東証2部)、の下落が目立ち、サインポスト(マザーズ)、みらいワークス(同)、三菱UFJFG、任天堂などが安かった。日経平均株価の終値は22,783円98銭、-127円23銭、TOPIXの終値は1819.03ポイント、-10.76ポイント。売買高は概算で9億97百万株、売買代金1兆7,305億円。
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