マーケットコメント


マーケット情報

2017-08-09

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9日、地政学リスクの高まりや円高が売り材料となり大幅続落で終了

9日、NYダウが11営業日ぶりに反落して終えたことや、米国に対する北朝鮮からの挑発的な発言を受け地政学リスクが一気に高まった。日経平均株価は売り先行で始まると、そのままズルズルと下げ幅を広げる展開となった。また、為替市場でも円が買われドルが売られると、再び110円を割り込む円高が進行し相場の足を引っ張った。午後に入っても下げ止まらず、日経平均株価は19,660円をつけるなど、一時335円安となる場面があったが、取引終了にかけて買い戻しが入り下げ渋って終えた。そうしたなか業種別では、石油・石炭、非鉄金属、鉄鋼の3業種が上昇した反面、金属製品、化学、倉庫・運輸、サービス、精密機器、空運、その他製品など30業種が値下がりした。また全市場の売買代金上位30銘柄では、SUMCO、IHIの下落が目立ったほか、信越化学、東京エレクトロン、ルックなどが安かった。一方値上がりは、ダイフク、住友金属鉱山、ヤマハ発動機、Klab、東芝(東証2部)などとなっている。日経平均株価の終値は19,738円71銭、-257円30銭、TOPIXの終値は1617.90ポイント、-17.42ポイント。売買高は概算で20億66百万株、売買代金2兆6,976億円。
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