マーケットコメント


マーケット情報

2017-07-24

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24日、続落。円高やNYダウの下落を嫌気して売り先行で始まり2万円を割り込む

24日、NYダウの下落や、1ドル111円台を割り込むなど円高基調になったことが嫌気され、東京市場は売り先行で始まった。日経平均株価は2万円台を割り込んで始まったあと、徐々に下げ幅を広げ、19,901円をつけるなど一時197円安となる場面があった。一方午後に入ると、ドル円の下げ渋りや日銀によるETF買いへの期待もあって買い戻しが優勢となって下げ幅を縮めたが、日経平均株価は2万円を割り込んで終えた。そうしたなか業種別では、繊維、小売、不動産の3業種が値上りした反面、ゴム、その他製品、保険、医薬品、石油・石炭、陸運、証券、商品など30業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、アンジェス(マザーズ)、花王、任天堂、コマツ、出光興産が安かった反面、クロスフォー(ジャスダック)の上昇が目立ったほか、Klab、レナウンなどが高かった。日経平均株価の終値は19,975円67銭、-124円08銭、TOPIXの終値は1621.57ポイント、-8.42ポイント。売買高は概算で15億61百万株、売買代金1兆9,163億円。

【以下、会員向けコメント】
今日の東京市場は続落となりました。また、日経平均株価は2万円台を維持できずに終える結果となっています。この株価下落の背景とみられるのがドルの下落です。先週末には111円割れ寸前まで円高が進んで終えていましたが、今日の東京市場で111円を割り込みますと、輸出関連銘柄を中心に今期業績への警戒が強まり、更なる下落への警戒が強まって売られる展開になっているのが分かります。また、このまま円高が進むようですと、更なる下落への警戒が必要になるかもしれません。一方で、これから本格化する企業業績の結果が良好ですと、円高による売り圧力が吸収されると考えられることに加え、今後円安に振れた場合の上昇エネルギーの蓄積になるかもしれませんので、引き続き業績発表の結果には要注目です。

東証空売り比率

決算発表予定(東証)

(今日発表された記録&トピック)日経速報ニュースより
〇日経平均株価が終値で2万円の大台を割り込んだのは18日以来4営業日ぶり
〇東証2部株価指数は5営業日続伸し、連日で過去最高値を更新
〇日経ジャスダック平均株価は4日続伸、終値は前週末比13円26銭(0.40%)高い3340円11銭と、1990年8月21日以来ほぼ26年11ヵ月ぶりの高値
〇日銀、ETFを707億円、新型ETFを12億円買い入れ、REITはなし
〇10年債利回り、横ばいの0.065% 翌日物マイナス0.058%
〇上海総合指数は反発、終値は前週末比12.6172ポイント(0.38%)高の3250.5989と、4月13日以来およそ3カ月半ぶりの高値

前期基準 予 想
1部225種   15.53  14.31
JPX日経400   15.38  15.43
1部300    15.94  15.17
1部500種   16.74  15.66
1部全銘柄  17.12  15.85
2部全銘柄  24.64  16.98
ジャスダック 22.09  18.16

日経平均株価EPS:1,395円92銭
基準となる日経平均株価EPS(15年1月26日):1,137円27銭