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マーケット情報

2017-07-03

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3日、反発。取引開始前に発表された日銀短観が下支えとなり小幅高で終了

3日、取引開始前に発表された6月調査の日銀短観で、足元の結果が3四半期連続で改善したことが買い安心感につながり、日経平均株価、TOPIXともに買い先行で始まった。ただ、取引開始時は小幅に上昇したものの、買いが一巡すると両指数ともに一時マイナスに転じる場面があった。マイナスに沈む場面では、直ぐに押し目買いが入ってプラスに浮上すると、その後は狭いレンジでのもみ合いとなって小動きのまま終えた。日経平均株価の日中の値幅は62円と100円に届かなかった。そうしたなか業種別では、鉄鋼、繊維、石油・石炭、非鉄金属、水産・農林、海運、その他金融など21業種が値上りした反面、その他製品、金属製品、紙・パルプ、不動産、小売りなど12業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、任天堂がトップで-2.02%となったほか、東芝が10営業日続落となり、第一三共も安かった。一方値上がりは、芦森工業が値幅制限いっぱいまで買われ+26.67%となったほか、日本一ソフトウェア(ジャスダック)、アエリア(同)も上昇が目立った。日経平均株価の終値は20,055円80銭、+22円37銭、TOPIXの終値は1614.41ポイント、+2.51ポイント。売買高は概算で16億01百万株、売買代金2兆0509億円。
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