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2017-05-11

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11日、続伸。連日で年初来高値を更新するも日経平均は2万円直前で伸び悩み

11日、NYダウが小幅安となるなど冴えない値動きで終えていたものの、ドル円が114円台にのせていたことなどが支援材料となり、東京市場は続伸して始まった。日経平均株価は43円高で始まったあと、前日の決算発表を受けトヨタ自動車が売られたことなどから慎重なムードが広がり、TOPIXがマイナスで推移するなど、午前中は上値の重たい展開が続いた。一方、午後に入って為替市場でドル円が114円から30銭ほど円安にふれると、マイナスに沈んでいた自動車株に買いが入り持ち直す展開となった。また、TOPIXがプラスに浮上すると日経平均株価も午前の高値を上回って19,989円をつけるなど、2万円まであと11円に迫る場面があったが、積極的な買いが続かず2万円の手前で伸び悩んで終える結果となった。そうしたなか業種別では、非鉄金属、銀行、情報・通信、ゴム、空運、化学、食料品など15業種が値上り。一方値下がりは、紙・パルプ、金属製品、鉄鋼、不動産、石油・石炭、卸売など18業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ブイ・テクノロジー、日本たばこ産業、武田薬品、東京エレクトロンなどが高かった反面、東芝、小野薬品、三菱地所などが安かった。日経平均株価の終値は19,961円55銭、+61円46銭、TOPIXの終値は1586.86ポイント、+1.67ポイント。売買高は概算で22億92百万株、売買代金2兆7,932億円。
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